日本橋好み

2019/08/02 | 色無地-袋帯

No.52

ダマスク織とは、植物や花や果物などを使ってパターンを繰り返して作られた模様のこと。
ヨーロッパでは室内の装飾などでも好まれる、このエレガントな紋様。
オリジナルとして新しく地紋から起こしていたき、美しい地紋を楽しめる色無地に染め上げました。

シンプルだからこそ、色により雰囲気が全く違う。
お気に入りの一枚を見つけていただければ嬉しいです。

〈匂菫〉
草陰にひっそりと咲くスミレの花。控えめな小さな花の花言葉は〈誠実〉や〈小さな幸せ〉。
清廉なイメージの可憐な姿をうつしたような、青味がかった柔らかい薄紫の色無地には、宝鏡文様の袋帯を合わせて格調高いセミ・フォーマルの装いに。
帯締めも同じく格調高い唐組を合わせました。
お茶のお席や入卒業式にもお使い戴ける、気品あるコーディネートとなりました。





きものスタイリング/吉澤暁子
着物/日本橋好みオリジナル地紋色無地吉澤暁子監修[匂菫]
帯/河合美術織物 瑞光白鳳宝鏡文
帯締め/和小物さくら 32玉唐組孔雀蛸足
帯揚げ/和小物さくら 縫取唐花ぼかし



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