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No.76 雪降る冬の日差しを思わせる様な、手暈しのモノトーン小紋。さらりざらりとしたマットな質感の銀糸が入ったペルシャ人馬紋の袋帯は、セミフォーマルからお出かけ用のお洒落着まで汎用性の高い使いやすいもの。 カラーレスな組み合わせになったので帯小物で色を効かせ、どんよりと暗くならない様に気を付けました。 ペパーミントと帯締めと紫の輪出し帯揚げで、次に来る春の花を待ちわびる様な色使いを。 …
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アンティークレースの様にも見える繊細な雪輪模様の大島紬は、拾弐マルキととても手の込んだ逸品です。あわせる帯は菜の花色の吉野格子の洒落袋帯でサラリと。 小物はほんの少しだけ銀糸が入った、でも洒落向きの帯締めとモノトーン感覚の帯揚げで柔らかい色合いの帯をキリリと大人色に引き締めました。 シャキシャキとした生地感で着易く崩れにくい。それが大島紬の良さでもありますが、最近はこんな風に柔らかい雰囲気…
冬の澄んだ空気のように、淡く色がたなびく繊細な小紋。 柔らかい色合いは着る人を選ばず、顔色を明るく見せてくれる効果があります。 あわせた帯は、どっしりとした色合いで牡丹を大きめの柄で織り出したもの。 冬の日本庭園で寒牡丹を見るような、そんな気持ちでスタイリングいたしました。 帯の小物使いはあまり色を使わず…
淡いグレーの七宝柄の小紋には四季の花や和のモチーフなどが細かく書き込まれており、更に金彩が上品な輝きで縁取っています。 あわせた名古屋帯の模様は、名物裂の金襴のひとつ〈花麒麟〉を模した物。おめでたい瑞獣である麒麟を織り込んだ帯は、品のある色合いでお茶のお稽古などにもお勧めです。 帯締めにも、縁起の良い矢羽根柄を。 帯揚げまで…