No.20
今回は、着物ならではの長襦袢のお洒落をご紹介いたします。
初心者の頃は着物や帯など、見える所のお洒落を楽しんでおりましたが、ある時お店で出会ったモダンな柄の長襦袢の反物を仕立ててから長襦袢の楽しみに気が付きました。
少し派手めかな?と選んだ可愛い柄の長襦袢を気後れしなごらも着出すと、周りの方がとても褒めて下さいます。
着物好きの女性は細やかなところまでご覧になっているのだなぁ、と改めて隠れた部分のお洒落の重要性に気が付きました。
男物の着物のお洒落といえば、羽裏や長襦袢などにこだわる〈裏勝り〉。
色を控えたキリリとした着物の袖口から、チラリとのぞく長襦袢。
白地に赤の仮名文字を染め上げた、まさに粋な江戸前の伊達男コーディネートになりました。
着物スタイリング/吉澤暁子
着物/着物/奥順 本場結城紬 縮織
帯/本場筑前博多男帯
襦袢/二代目金田昇 東京染小紋