昨日弊社の振袖担当の親松さんと一緒に、某大手ファッションブランドの新作発表会(WINTER EXHIBITION)に行ってきました。

まだブランド名などは発表できませんが、来年のオリジナル商品製作に向けて準備を進めています。

こういった発表会に参加するのは、初めてのことだったので、緊張しましたが非常に刺激をいただきました。

ブランドマネージャーの方がこんな事をおっしゃていました。

「マスメディアの影響力が低下しているので、雑誌に載せてこの商品をまとめて販売するというようなことができなくなった。それと同時に昨年売れた商品が、今年売れるということもほとんどなくなった。」

「これまでは、ライバルのブランドよりもかわいい商品、安い商品を作ること意識してきたが、時代が変わった。ファッションビルやショッピングセンターで商売している場合、競争相手に全く違う業種も含まれる。お客様がお金をどこで消費するかを決める。そこで選ばれるブランドにならないといけない。」

とても勉強になりました。着物業界も同業者と競争する業界から、お客様が着物にお金を使いたいと思ってもらえる仕組みを考える時代ですね。

それと、ブランドコンセプト構築はすごいです。ブランドイメージ、ターゲット年齢、販売価格帯、今年のテーマ、今年の色を明確にしてモノ作り、売場作りをしています。

日本橋丸上も異業種の様々な考え方、ノウハウを吸収して、お客様により良い商品を提供していきたいと思います。なお、このブランドの発表は来年を予定しています。楽しみにしてください。

それとこういう発表会は芸能人やモデルの人がたくさんいるんですね。単純なミーハーオヤジになってしまいました。