今日から「十日町きものフェスタ2026」へ行ってきます。
東京織物卸商業組合の仕事も兼ねての訪問ではありますが、僕にとってこの時期の十日町行きは、毎年欠かせない恒例行事のひとつになっています。

このイベントは、十日町のメーカー各社が新作を一堂に発表する貴重な場です。もちろん、新しい商品との出会いは毎回大きな楽しみです。ですが、それ以上に僕が大切にしているのは、毎年同じ時期に同じ場所を訪れることで見えてくる“変化”と“積み重ね”です。

いわば、産地の定点観測です。同じ季節に足を運び続けることで、それぞれのメーカー様が今年どのような方向を目指しているのか、どんな工夫を重ねているのか、さらには業界全体の流れや空気感まで、少しずつ鮮明に感じ取ることができます。

変化の激しい時代だからこそ、毎年変わらずものづくりに向き合う情熱と、その中から生まれてくる新しい挑戦の両方に触れられることは、僕自身にとってとても大きな意味があります。産地を訪れることは、自分の頭の中を整理し、これからの商売を考えるための大切な時間でもあります。

今回は、いつもより少しゆとりを持った日程にしました。普段は日帰りで慌ただしく帰ることも多いのですが、今年は一泊する予定です。せっかくの機会ですので、産地の皆さんや同業者の皆様とも、じっくり懇親を深めてきたいと思っています。

こうした場で交わされる何気ない会話や、本音ベースの対話の中にこそ、これからの商売やチームづくりのヒントが詰まっていることが少なくありません。展示会場で商品を見るだけでは得られない、生の情報や率直な感覚に触れられるのも、産地を訪れる大きな価値のひとつだと感じています。
(写真は昨年訪問した時のものです。)