米沢研修の二日目は日本の北限の絹織物産地である白鷹の小松さんの工房から訪問させていただきました。ちなみに米沢、長井、白鷹の山形県南部を置賜(おいたま)地方と呼び、置賜紬が生産されています。

小松さんの工房は、もう2軒しかない白鷹紬の機屋さんです。特徴的なのは板締めによる絣の製作です。この日に合わせて染めを準備しておいていただいたので、貴重な工程を見学できました。僕は板締めを見るのは2回目ですが、いつも板が可哀想に思ってしまいます。なぜなら絣付けの為に削られ、ボルトで締められ、熱い染料を一時間もかけ続けられるのですから。。

白鷹も生産は年々減っていて、その一番の原因は織り子さん不足だそうです。織りに興味がある方は是非白鷹の工房に相談してみてください。

お昼は山形名物の冷たいラーメンをいただきました。美味しかったです。

そして、午後は近賢さんに訪問しました。近藤社長は米沢のリーダー的存在でいつも楽しく色々教えてくださいます。この日は主に奥様との馴れ初めの話が中心でした(笑)。

そして、最後は主に洋服生地を織っている安部吉織物様に訪問。僕も初めて広幅の工程を拝見させていただきました。国内の技術と小ロットによる生産で、世界でも活躍されているそうです。

最後は米沢駅で写真を撮りました。とてもたくさんの方とふれあい、米沢の美味しいものをいただき、貴重な工房見学で勉強した大変濃密な二日間でした。

今回のあらためて感じた事は、これまで会社のおかげで全国の産地をまわり、作り手さんともお話した経験がある事と、多くの小売店様と交流した経験があるのって自分の強みだなと思いました。これかも小売店様と産地をつなげる仕事に取り組んでいこうと思います。何かご相談があればお気軽にお問い合わせください。