十日町きものフェスタに、東京織物卸商業組合の代表として参加してきました!

初めて求評会としてこのイベントが開催されたのは1925年。今年はちょうど100周年という記念すべき年で、会場では求評会100周年記念「特別展」としてこれまでの歴代受賞作品が多数展示されていました。昭和40〜50年代の作品が中心で、僕が生まれた頃の十日町の活気や、当時の商品開発への熱意が伝わってきました。工夫を重ねて新しい価値を生み出していくことの大切さを、改めて感じました。

今年の最高賞である経済産業大臣賞には、関芳様の振袖が選ばれました。華やかさと繊細な技術が見事に調和した作品で、100周年にふさわしい逸品だったと思います。

関芳様が制作した、経済産業大臣賞受賞の振袖

翌日は新潟市内を訪問しましたが、桜がちょうど満開。青空に映える桜並木のもと、素晴らしい春の風景を堪能できました。今回のコーディネートは東京代表ということで、黄八丈の着物に、新潟県小千谷市の高三様のツートンカラーの角帯を合わせました。

十日町でのお昼はもちろん、名物のへぎ蕎麦と山菜の天ぷらをいただきました。土地の味を楽しむのも、こうした出張の醍醐味です。

やっぱり行ってみるとたくさんのことを感じることができます。迷ったらGO!です。

名物へぎ蕎麦と山菜天ぷらの昼食