サーモグラフィーカメラを購入しました。このカメラをスマートフォンやiPadの端子に差し込むだけで、専用のアプリを通じて温度を可視化することができます。よくテレビの実験映像で見かけるような、熱が色の変化で示される動画や静止画が、手元のデバイスで簡単に撮影できるのです。

これをどのように活用するかはまだ秘密ですが、自分の中ではいくつかの構想があります。かつてはこうした特殊な機材は、どこでどうやって探せばいいのかさえ分かりませんでした。しかし、今はアイデアさえあれば、専門的な道具もインターネットで簡単に手に入れることができます。本当に便利な時代になったと感じます。

最近、僕は「可視化」や「言語化」ということを、仕事において非常に大切にしています。目に見えない感覚や、積み重ねてきた経験を、いかに分かりやすく伝えるか。呉服の世界も、職人の技術や生地の質感を、言葉や映像でいかに「見える化」して共有できるかが、これからの鍵になると思っています。

新しい道具を使いこなすことも大切ですが、その根底にあるのは「どうすれば相手に伝わるか」という想いです。最新の技術を借りながら、丸上が培ってきた伝統や商品の価値を、より分かりやすい形でお客様に届けていきたいと考えています。