昨日発売されました、”コロナと金”という本を読みました。日本が行なっているコロナ対策はもちろん税金ですので、何にいくらかかって、どこに支払ったかがわかります。簡単にいうとそういった内容の本で、日本の実施したコロナ対策の是非についてはほとんど書かれてません。ただ、この本を読むと、これまでの対応でどこに利権が生まれていて、なぜ方向転換が難しいかがわかると思います。

2020年にコロナに使ったお金は単年度で総額77兆円です。ちなみに東日本大震災の復興予算は10年かけて総額32兆円です。

また、2020年9月から2022年3月までに、日本が購入しているワクチンは8.8億回分ですが、首相官邸のサイトで本日時点で接種数確認すると3.22億回です。ワクチンには使用期限があるので、相当数廃棄せざるを得ないですし、オミクロン対応ワクチンの接種が始まり従来型のワクチンの廃棄は増えそうです。未知のウイルスとの戦いですので、完全に無駄をなくすことはできませんが、数字から過去の反省しなければ国民のためになりません。

もちろん経済はつながっているので、このような費用のための国債発行が、問題とされる円安につながっています。

メディアの報道は感情的なこと中心になっていますが、この国の未来を考えると、自分で情報を得て、今のこの状況は誰が得するようになっているかを考える必要があると思います。