昨日は日本橋優申会でSMBCコンサルティング顧問の濱田敏彰先生のお話を聞く事ができました。

濱田先生は日本橋生まれで、大学卒業後大蔵省に入られ、様々な重責を歴任され現在に至った方で、豊富な経験からお話される内容がとても深く、面白かったです。

お話で印象的だった事は、「多くの人はなんとなくの印象で決めているけれど、数字をしっかり分析する事と現場をちゃんと見る事で結果を変えられる。」というお話でした。

日本の現状を分析すると、GDPは減少傾向です。その理由は一人当たりの国民所得が減少傾向であるうえに、生産年齢人口が大幅に減少しているからです。そのなかで政府支出によりどうにかGDPを維持しているように見せているそうです。

この現状を打破し、みんなが幸せに生きるためには、少ない人口で大きな収入を得なければならない。だからこそ、徹底した生産性向上が必要だと聞きまして、すごく納得しました。

でも、呉服業界では効率化だけではお客様に喜んでもらえない事がたくさんあると思います。効率化して生産性を上げるべきところと、人間だからできる価値ある仕事にきっちり分けて考えたいと思います。

それに加えて、業界全体での効率化を考え行動しなければいけない時期に入ったと思います。