セブン&アイ・ホールディングスが、傘下の百貨店そごう・西武を米投資ファンドに売却することを決めました。また昨日は旗艦店の西武池袋本店でストライキが実施されました。東武東上線の上板橋駅出身の僕は池袋に深い思い出があります。

小学校の頃は、週末になると家族で池袋のデパートに出かけ、父のスーツや子供のおもちゃや文房具を買いに行きました。そして大きな本屋さんに寄って、ランチをデパートの中で食べるのが当たり前でした。その同じ頃に、東口のビックカメラがどんどん力をつけていることを子供ながら、なんとなく感じていました。

その後、池袋三越の跡地にヤマダ電機が入って話題になりましたが、この頃から百貨店の勢いが急速に減速してきたように感じています。そしていよいよヨドバシカメラが池袋に出店するようです。

家電量販店はお客様のニーズに合わせたビジネスを展開して、大型店舗を出店するようになりました。また、ヨドバシはEC事業も成功させています。

残念ながらそごう・西武は4年連続の赤字です。赤字が続いてしまうといことは、時代の変化の中でお客様の役に立てなくなってることを意味します。百貨店によっては過去最高益を出しているところもあるので、一概にビジネス形態によるものではありません。お客様の要望を先取りし、自社のブランドや立地を活かした戦略で、時代に適合していくことが企業に求められています。

池袋をホームタウンとしていた僕としては、街がより発展していくことを望みます。