渡邉哲也さんの”世界と日本経済大予測2026–27”を読みました。

僕は毎年このシリーズを読んでいますが、昨年の本には「日経平均株価が、いずれ5万円に到達する可能性がある」という予測が示されていました。

今年発売された本は10月末の刊行ということもあり、記載されている株価データは10月6日の最高値あたりまでです。それでも結果として、発売日とほぼ同じタイミングである2025年10月27日に、日経平均は5万円を突破しました。昨年末の段階で考えると、かなり難易度の高い予測だったと思います。

正確に言えば、「確実に2025年に5万円を超える」と断言しているわけではなく、「いずれ5万円を超える」という表現です。そういう意味では、少しずるいと感じる人もいるかもしれません。ただ、それでも大きな流れとしては当たっていた、というのが正直な感想です。

この本を読んで改めて感じたのは、未来は確定したものではないけれど、過去や現在の積み重ねを丁寧に見ていけば、ある程度の予測は可能だということです。短期的な出来事に振り回されるのではなく、世界全体の構造や歴史の流れを踏まえて考えることで、見えてくる景色は大きく変わります。

この本でもAIについて触れられています。AIは仕事や生活の中に急速に入り込んできていて、AIに仕事を奪われるのではないか、という不安の声もあります。でも、結局のところ、AIの奴隷になるのか、それともAIを使いこなして成果を出すのかは、自分自身の行動次第だと思います。

未来を予測し、どう動くかを決めること。そこは今のところ、人間にしかできない領域です。AIは過去のデータから最適解を提示することは得意ですが、「これからどうするか」を決めるのは人の役割です。

この本を通じて感じたのは、未来は偶然決まるものではなく、大きな流れの中にヒントがあるということでした。確実ではないからこそ、考え、仮説を立て、行動する意味がある。
経営も同じで、大きな流れを読みながら、お客様にとって本当に役立つ商品やサービスを一歩先に提案していく。その姿勢を忘れずにいたいと思います。