今回取り上げるのは、渡邉哲也さんの著書『世界と日本経済大予測2025–26』です。この本は、来年以降の世界経済や日本の未来について予測した一冊で、特に注目すべきはその的中率の高さです。筆者は、昨年の著書で今年の株価が4万円を超えるという予測を見事的中させ、これまで9割近い確率で的中させてきた実績を持っています。

現在の日本のメディアでは、少子高齢化や財政赤字といった課題がクローズアップされがちです。確かに、これらは解決すべき重要な問題ですが、渡邉さんの本を読むと、視点を広げることの大切さを実感します。本書では、日本だけではなく、戦後80年を迎えた世界各国の現状や課題が取り上げられており、それらがどのように影響し合いながら大きな流れを形成しているかが示されています。

僕たちは、どうしても目の前の出来事に振り回されがちです。しかし、この本を読んで感じたのは、やはり時代の大きな流れを俯瞰する視点を持つことの重要性です。特に経営者にとって、自分の安全領域から出て、異なる視点を持った人の考えに触れることは欠かせません。本書はそのための格好の材料だと思いました。

渡邉さんが繰り返し述べているのは、歴史や経済の動きを理解し、大きな潮流を読み解く力が未来を予測する上でいかに重要かという点です。この考え方は、日々の経営判断にも応用できます。不確実な時代だからこそ、集めた情報からくる分析と未来予想に価値があると感じた一冊でした。