鬼平犯科帳4巻を読みました。

部下の与力・同心たちはおろか、密偵に対しても、平蔵は全幅の信頼を寄せているのだ。この〔信頼の目〕が曇ったときこそ、
(俺はお役目を辞さねばならぬ)
おもいきわめている平蔵であった。
彼らを信ずることができなくて、〔火盗改メ〕がどうしてつとまろうか。

この一文から、鬼平と部下たちの深いつながり、そしてリーダーとしての彼の揺るぎない信念が伝わってきました。

世の中の変化は激しいですが、人間の本質はずっと変わっていません。小説を読むことで、登場人物の心情に共感し、自分自身の心を豊かにすることができます。これからも、様々な作品に触れて、感受性を磨いていきます。