来週、社員向けに「ざっくり学ぶ決算書講座」を開催します。
今回も、できるだけ実際の会社の数字を使いながら進めます。そうすることで、僕が日頃から口にしている「在庫が多い」、「粗利が低い」という言葉の意味が、感覚ではなく、数字として伝わればいいなと思っています。
決算書の話は、毎回準備をしていても新しい発見があります。
「ここを見れば、こういうことが分かるのか」
「この数字は、日々の行動とちゃんとつながっているな」
そんな気づきが、今回もいくつもありました。
僕自身は高校が商業科だったので、学生時代に簿記を学びました。たいした資格を持っているわけではありませんが、実際に財務諸表を作る勉強をしたことで、会社のお金の大きな流れをつかむことができました。その感覚は、30年以上経った今でも、仕事のあらゆる場面で役に立っています。
財務諸表というと、どうしても「難しそう」、「経理や経営者だけのもの」と思われがちです。でも僕は、決算書は資本主義というゲームのルールブックだと思っています。スポーツでもゲームでも、試合の前にルールを知らずに参加することはありません。
ルールを理解しているからこそ、戦い方を考え、勝ち筋を描くことができます。
社員一人ひとりが、
・会社の強みはどこにあるのか
・なぜこの行動が求められているのか
・どうすれば、お客様にとっても会社にとっても良い選択になるのか
こうしたことを考え、判断していくためには、数字を知っておくことが欠かせません。
決算書はあくまで過去の結果です。ただし、過去の積み重ねの中には、これからのヒントが必ずあります。
同業他社との比較を行い、これまでの流れをみんなで共有しながら、
「じゃあ、これから丸上はどこを目指すのか」
「そのために、今日何をすべきか」
を考える時間にしていきたいと思っています。
今回の講座は、専門家を育てるためのものではありません。社員全員が同じルールを理解し、同じ地図を見ながら進むための、ざっくりとした第一歩です。
来週の講座が、日々の仕事と数字がつながるきっかけになれば嬉しいです。

