8月も後半に入りましたが、まだまだ暑さは衰える気配がありません。東京では昨日までにすでに9日連続の猛暑日を記録し、過去最長に並んでいます。さらに猛暑日数は22日に達し、2023年に並ぶ観測史上最多です。
そして、もし今日も猛暑日となれば、連続日数・年間日数ともに新記録更新となります。

そんな中、昨日は群馬県からお客様がお越しになりました。雑談の中で「でも35度でしょ?」とさらりと言われ、笑ってしまいました。調べてみると、群馬県南部の平野部は特別な暑さです。

例えば、群馬県伊勢崎市では8月5日に41.8℃を観測し、日本の観測史上最高気温を更新しました。同じ日に前橋市でも41.0℃を記録。さらに群馬県内の猛暑日数は前橋市で37日に達し、過去最多となっています。東京も暑いですが、群馬ではそれ以上の灼熱の世界が続いているのです。

僕たちはつい自分の立場や価値観で物事を考えがちです。でも東京よりも5度も高い気温の中で生活している現実を想像すると、その厳しさがよくわかります。

こうした気候の変化は、着物を着る季節感にも確実に影響を与えています。特に肌に直接触れる襦袢は、これまで以上に「洗えること」「涼しいこと」が求められています。また襦袢だけでなく、着物や帯の素材、着こなし、そして“季節感そのもの”への考え方も、エンドユーザー目線で柔軟に見直していく必要があります。 伝統を守りながらも、現代の生活環境に寄り添った提案がこれから一層大切になってくると感じます。

丸上としても、そうしたニーズを先取りしながら、これからの商品開発や需要に見合った適切な在庫を整えるように取り組んでいきたいと考えています。気候変動に負けない着物の魅力を伝えていけるよう、進化を続けてまいります。