いつもありがとうございます。日本橋丸上三代目の上達功です。11月2日に東京織物卸商業組合の屋上にある倭文神社のお参りに参加してきました。天候に恵まれたのはよかったのですが、11月とは思えない暑さで、背中がメラメラと焼かれるような感じで、異常気象を痛感しました。先日のニュースでは、1940年からの観測史上、今年が最も暑い年となることが確実だそうです。着物はちょっと寒いくらいが気持ちよく着ることができるので、もう少し冬らしくなって欲しいと考える今日この頃です。

 さて、11月の東京は着物を着るイベントが盛りだくさんです。月初に日本最大級の着物イベントきものサローネが有楽町国際フォーラムで開催されました。僕も初日に行ってきましたが、ブースの数もご来場者もたくさんで本当に大盛況でした。また、ほとんどのお客様が着物で来場しているところもすごいと思いました!

 11月21日には、”きものの日”シンポジウムが開催されます。こちらは農林水産省が主催なので日本の養蚕を知ってもらいたいという思いもありますが、その前に着物を着る人を増やしたいという意図で取り組んでいます。めったに入れない霞が関の講堂に入れることもあり、非日常が体験できるイベントです。

 また、11月25日、26日には旧山縣有朋邸庭園跡(三番町共用会議所)が一般公開も開催され、こちらでは建物とお庭のガイドツアーの他に、トークイベントやお茶体験会(抹茶)一葉式いけ花四代目家元 粕谷尚弘氏の作品展示が予定されています。きものの日シンポジウムと旧山縣有朋邸庭園跡一般公開はどちらも、無料で参加できるお得なイベントです。

 少し話が変わりますが、先日博多織求評会に行ってきましたが、今年から審査日程が少し前倒しされ、一般公開を金曜日の午後からと、土日の二日間に延長されました。産地の方の話では、一般消費者からもっとたくさん入場したいという声が多く、このような対応になったそうです。また、着物でご来場頂いた方には特典をお渡しする工夫や、情報発信をすることにより、エンドユーザーの入場がすごく増えているそうです。コロナが明けてこれまで以上に着物を着る機会を提案していくことが業界発展に繋がりそうです。

 さて、博多織求評会も終わり今年も残りわずかです。来月はいよいよ丸上名物の決算ファイナルセールを開催します。しっかり在庫を買い取る丸上だからできるイベントです。皆様のご来場を社員一同お待ちしております。

上達 功


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