今年の夏休みはどこにも行けなかったので、家で本をたくさん読みました。その中の一冊が尾原和啓さんの書かれた”プロセスエコノミー”です。

簡単に説明すると、”良いもの”を作るだけでは売れない時代になりました。モノ余りで、新技術を開発してもすぐにコピーされてしまうようになり、完成品で差別化をするのが難しい時代です。

このような人もモノも埋もれる時代の新しい稼ぎ方が、プロセス自体を売るプロセスエコノミーだそうです。また、これからは「役に立つ」より「意味がある」が大切です。伝統文化を扱う身としてはベネフィットをどのように伝えるかを考えさせられる本でした。

新しい発見としては、現代が所属欲求を満たすのが難しい時代だということです。これまでの①家族②ご近所③会社という三大所属先がすべて希薄化しています。

2000年代に入ってから世の中の変化のスピードがめまぐるしいですが、人間の本質や欲求はそれほど変化しません。このあたりを冷静に分析し、次の時代を読んだマーケティングとインサイドアウトの発信を実践していきたいと感じました。

この本で紹介されているYoutube動画のリンクを貼っておきます。どちらもすごく勉強になりました。