今年のお正月も、丸上の受付には見つけを飾りました。
松や竹を中心に、さまざまな草木を使っていただき、例年以上に華やかで力強い仕上がりになっています。特に印象的だったのが、照り葉の使い方です。光を受けたときの艶やかさが空間全体を引き締め、お正月らしい凛とした空気を作ってくれているように感じました。毎年のことながら、こうした季節のしつらえがあるだけで、背筋がすっと伸びる気がします。

そんな空間に合わせて、僕自身のお正月の装いも少し意識してみました。
着物は博多織のお召に、羽織は米沢織。お正月ということで少しフォーマルを意識して、縫いの一つ紋を入れています。

帯は西陣の角帯。今年は午年ということもあり、馬をモチーフにした柄のものを締めてみました。帯の柄は、自分だけが知っている小さな遊び心でもありますが、こうした“意味を込めた装い”はやはり楽しいものです。馬は古くから縁起の良い存在とされ、「物事がうまく進む」「勢いよく前に進む」といった意味もあります。

今年一年、丸上にとっても、そして関わってくださる皆さまにとっても、物事がうまく進む年になるように。そんな願いを込めて、今年最初の装いとしました。