日本橋丸上で扱っている男性用着物の裏生地(通し裏)には正絹と綿(正花)があります。どちらがおすすめか時々聞かれます。今日のブログは実際に僕が使用してみて、それぞれのメリットをお伝えしたいと思います。

〈絹〉
・裾さばきが良い。
・着心地が良い。
・軽い。
・色数が多い。

〈綿〉
・少し重みがあるので、裾がストンと落ちる。
・ちょっと暖かい。
・値段が安い。
・丈夫だけれど、毛玉ができることがある。

僕はどちらかというと絹の裏を付けることが多いです。特にやわらかものや大島紬には絹がいいと思います。一方で真綿使いのつむぎなんかは綿と相性がいいです。何かございましたらお気軽にご相談ください。

左が綿(正花)で右が正絹の胴裏になります。