先日のきもの未来塾の講師をさせていただいた時に、元気な専門店の例を出そうか悩みましたがやめました。なぜなら、専門店の成功ケースはパターン決まっていないからです。成功には様々な要素が複合的に絡まっていて、そのお店の立地、店主のキャラクター、扱い商品、お客様との関係性、情報発信の継続性など様々な要素が組み合わさった結果が、現在のお店の状況です。

つまり、専門店の場合はこのやり方をやれば絶対成功するという”型”はありません。ただ元気なお店の共通点は”自分の強み”、”自社の強み”をちゃんと理解していて、その部分を伸ばし、その価値をお客様に認知してもらうことができています。

いろいろなお客様と接していて、実は”自分の強み”が分かっていなかったり、自信が持てていない方が多いように感じます。ただ、これは今後のビジネスモデルを考えるときの出発点です。同業他社との比較や、お客様、仕入先との会話を通して、お客様のニーズがあり、自社にしかできないことは何かを問い続けることが大切です。