今日のブログは少し真面目な話で、今年の後半に生糸の値段がかなり上がっているそうです。このところ仕入先の方と話すとこの話題ばかりです。

今年の6月の情勢を見ますと、春繭の収穫が大幅に減産しているにもかかわらず、インドやヨーロッパの需要は旺盛のようで、需要と供給の関係で糸価の相場は上昇傾向にあります。それに加えて中国国内の景気が良好で、人件費の高騰、養蚕離れもあり、生産コストはあがる一方だそうです。

2018年もこの流れは元に戻るとは考えにくく、値上がり傾向は続く可能性が高いそうです。

着物の業界環境が厳しいなかで、このような状況ですが、やはりいい商品を確保する事がエンドユーザーの満足につながるので避けては通れない問題です。今後も情勢をよく見ていきたいと思います。