今年の8月に、丸上は事務所の移転を計画しています。現在の本館よりも少しコンパクトな空間に身を置くことになるため、これまで以上に場所の有効活用を考えていかなければなりません。そんな新しい働き方への準備も兼ねて、先日「ひざ上テーブル」を購入してみました。

構造はとてもシンプルで、木目調の板の下にクッションが貼り付けられているだけのものです。一見すると高級感があるのですが、手に取った瞬間は「随分と軽いな」という印象です。正直に言えば、もう少し重厚感があってもいいのではないかと感じました。

しかし、実際にソファーに座って膝の上で使ってみて、その軽さの理由がすぐに分かりました。普通のテーブルと違い、この道具はテーブル自体の重さとパソコンの重さが、すべて自分の膝にかかってきます。長く作業を続けることを考えると、軽ければ軽いほど体への負担が少なく、快適なのです。

クッションのサイズも絶妙で、少し位置を調整するだけで安定します。見た目の重厚さよりも、使う人の負担を減らすという機能性に特化した潔さに、道具としての本質を見た気がしました。おかげで、これまではリラックスするだけだったソファーも、立派な仕事の場へと変わりました。

限られたスペースや変化する環境の中で、どうすれば最大限のパフォーマンスを発揮できるか。それは会社経営も同じかもしれません。形にこだわるのではなく、その時々の状況に合わせて身軽に、かつ本質的な心地よさを追求していく。移転という大きな節目を前に、新しい道具がそんな大切な視点を教えてくれたように思います。

新しい環境でも、柔軟な発想を持って仕事に向き合っていきたいです。