昨日は、小売店様の社員研修として、当社にて大島紬の勉強会を開催しました。
ご参加いただいたのは、ある小売店様のスタッフ9名。1日がかりの研修でしたが、皆さん真剣な姿勢で学ばれており、とても充実した時間となりました。
今後の和装業界では、人手不足が一層深刻になることが予想されます。そんな中、お店のスタッフが豊富な商品知識を持ち、お客様から信頼される存在になることの重要性を、改めて感じました。
日本橋丸上は、業界の中でもトップクラスで社員教育に力を入れてきたという自負があります。今回はその経験を活かし、全力で勉強会に臨みました。
テーマは「大島紬」。
最近の若手社員の中には、僕がかつて紬の仕入れを担当していたことを知らない人も増えてきましたが、13年以上前に現場で培った知識は、いま話してみてもまったく衰えていないと感じました。
特徴や工程、見分け方などを丁寧にお伝えしましたが、予定時間を少しオーバーしてしまうほど、僕自身も楽しみながら話していました。
今回の研修には、以下の3つの工夫を盛り込みました。
1.いつもと異なる環境での学び(当社にご来社いただいて実施)
2.「聞く」だけでなく、「話す」ことを通じたアウトプット重視
3.当社社員も一緒に参加し、共に学ぶことで適度な緊張感をプラス
中小企業では「社員が自分で学んで成長してほしい」と考えがちですが、それは経営者の甘えです。これからは、学び・成長の“環境”を提供し、ともに成功することが大切だと思います。
もし、社員教育や商品研修にお悩みの小売店様がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽に当社担当者までご相談ください。丸上は、「学びたい」という意志を持つ方に対して、全力でサポートいたします。