早いもので、今年もあとわずかとなりました。街には年末らしい空気が漂い、少しずつ一年の終わりを感じる季節です。おかげさまで弊社は、創立75周年という節目の年を無事に走り切れそうです。皆様からの温かいご支援に、心より御礼申し上げます。
今回は、僕自身の“人生で一番苦い経験”をお伝えしたいと思います。先日、母校の早稲田大学アメリカンフットボール部BIG BEARSが全日本大学選手権の準決勝で敗れ、今シーズンが幕を閉じました。「日本一」という悲願には届きませんでしたが、最後まで戦い抜いた素晴らしいチームでした。
BIG BEARSは1934年創部、90年以上続く名門です。その歴史の中で、二部に降格した年が一度だけあります。その“唯一の挫折の年”が、僕が大学3年生だったシーズンでした。試合中に膝を痛め、動けないまま敗戦を見届けたあの日の無力感。「もう人生終わった」と本気で思いました。それでも翌年、僕たちは一部昇格を果たしました。あの瞬間の喜びは今でも忘れられません。ただ、「日本一を目指すことすら許されなかった」代であったことへの悔しさは、深く心に残りました。
だからこそ、後輩たちが強豪を倒した試合を見たとき、涙が出るほど嬉しかったのです。強いチームにも、必ず“どん底の時代”があります。その経験こそが、現在のBIG BEARSの礎になっていると感じます。
今年、僕らの同期の主将だった荒木さんがヘッドコーチとして現場に戻りました。社会人でも日本一を経験した彼の指導は、徹底した基礎づくりと全力を尽くす姿勢。その泥臭い積み重ねが、今年の関東全勝優勝につながりました。一方で、大学やOBを含めた「組織力」がまだ不十分であることも、今年の敗戦は示してくれました。本気で日本一を目指すなら、学生の努力だけでは届きません。来年は僕も全力でサポートしていこうと考えています。
30年前、日本一を目指すことすら許されなかった僕たちが、50歳になった今、再び学生と同じ夢を追えるとは思いもよらなかったです。世の中捨てたものじゃありません。
僕の仕事に対する情熱には、この経験が大きく影響していると思います。丸上は来年から新しいスタートを迎えますが、“常にお客様に役立つ提案を続けること”、“目の前の損得より長期的な利益を選ぶこと”、“社員が誠実に前向きに働ける環境をつくること”を徹底して取り組んでまいります。来年もよろしくお願いいたします。
上達 功
丸上通信 定期購読登録フォーム
上記よりご登録いただいたアドレスに、毎月メールにて「丸上通信PDF版」をお届けします。お客様はもちろん、産地の方、同業者の方など、どなたさまも登録可能ですので、是非ご登録ください。

