いつもありがとうございます。日本橋丸上三代目の上達功です。今年の東京は、梅雨らしいシトシトと降り続く雨ではなく、ゲリラ豪雨か猛暑という熱帯地方のような気候が続いています。これも地球温暖化の影響でしょうか。
さて、丸上の前に「日本橋」をつけるようになって、ちょうど10年が経ちました。 当時は北陸新幹線が開通する前年で、営業エリア拡大を期待して、日本の交通の中心である日本橋を使うようにしました。そして10年間「日本橋丸上」として活動し、地域密着の取り組みを続けてきたことで、このところ様々な成果が生まれてきたことを実感しています。
まず、去る7月7日には、コレド室町テラスにて東京織物卸商業組合主催のイベント“夢と踊る七夕ゆかた祭り”を開催しました。地元の小学生が短冊に願い事を書いて飾るコーナーを設けた結果、地域の皆様に浴衣や甚兵衛などの和装でたくさんご参加いただきました。“Nスタ”などのニュースにも取り上げられ、広報効果も高まりました。
そして、7月26日、27日は「夏のわくわくキッズフェスin日本橋」というイベントに農林水産省と一緒に活動している和文化・産業連携振興協議会の活動で参加し、小学生の皆様に和文化体験をしていただきます。このイベントは千疋屋、にんべん、日本橋三越といった日本橋の老舗企業から、三井住友信託銀行、岡三証券、スターバックス、マンダリンオリエンタルホテルなどの大企業がたくさん参加しています。昨年は同コンセプトのイベントを丸上別館で開催しましたが、今年の会場は三井タワーのアトリウムですので、大出世です!
また2021年から運用している”日本橋きものパスポート”をTBS系の”ララLIFE”という番組でご紹介いただけることになりました。この番組は「やりたいけどちょっと壁がある…」「一歩踏みだす勇気が出ない…」そんな方々の背中を後押し!というコンセプトで、今回はモデルの田中美保さんが浴衣にチャレンジするお手伝いをしています。僕も監修係として顔写真が出るかもしれません。今のところ8月2日(金)の11時30分から放送予定ですので、ぜひご覧ください。(放送が確定した時点で、丸上Webサイトに掲載します。)
「日本橋丸上」と言葉にすることで、会社の方向性が明確になり、行動が変わりました。直接的な売上には繋がっていない部分もありますが、様々なところで良い出来事が起こるようになりました。今後も、地域と連携したイベント開催やメディア露出を通じて、和文化の魅力を発信し、日本橋の活性化に貢献してまいります。
上達 功
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