先日埼玉県にあるWAKUI MUSEUMに行ってきました。ここにはロールスロイスやベントレーなど、非常に稀少なクラシックカーが展示してあります。

このロールスロイスは、吉田茂元首相の愛車だったそうです。

博物館の方の説明を聞くと、100年以上前に生産されたロールスロイスは完全にオーダーメイドであったことや、馬車の流れを組んでいることなど興味深いことを教えてくれました。

現在では工業製品代表である自動車も当時は工芸品だったことがわかりました。そしてやっぱり手作りのものには味わいがあります。

衣服も工業化が進んで、大量生産、大量消費、使い捨ての時代になりました。着物を工芸品として捉えた時に、手作りでなければ表現できない価値を考えて取り組まないといけません。

これは100年以上前に作られたロールスロイスのエンジンですが、金管楽器のような美しさです。そして、ただ美しいだけでなく、かなり効率的で丈夫なエンジンだったそうです。