昨日まで3日間、ゆっくり京都をまわりました。大変多くの方とお会いし、長い時間話すこともできました。

産地としての京都の状況は、ひとことで言うと”厳しい”ですね。でもそれぞれの会社において、この状況のなかでどうしていくかを考え、行動されています。

今後の一番の心配事項は、実際に商品を作っている職人さんの引退です。僕たちの段階でも、職人の後継者不足問題をよく話します。でも、問屋や小売店様においてこの問題を解決するために出来ることは、大切な商品をできるだけ多くの消費者の方に販売して、職人さんたちの労働条件を少しでも改善できるようにすることだと思います。

また、今後呉服業界では職人さんだけでなく、メーカー、流通、小売全ての段階の労働人口の減少が見込まれます。なので、業界が一丸となって、消費者に満足いただける業界になる為に、無駄な部分は効率化し、大切な部分に人的リソースが集中できる環境を作って行く必要があると感じました。

なかなか大変ではありますが、ひとつひとつチャレンジしていきたいと思います。

ちなみに京都の町は観光客が非常に増え、新しいホテルやレストランがどんどんできてました。