昨日は日本橋優申会で、キッコーマンの役員の講演を聴く事ができました。講演テーマは”キッコーマンのグローバル展開”です。

驚いたのは、キッコーマンの売上の約57%は海外でできているそうです。すごいグローバル企業なんですね。僕はてっきり国内販売が大半の企業かと思っていました。

日本人には身近なしょうゆですが、海外の人からすると何からできているかさえわかりません。そんな調味料を世界に普及させるために、ブランド構築と用途開発と商品開発を柱に約60年間続けて来たそうです。

戦前もしょうゆを輸出していたそうですが、その時は日系移民がターゲットでしたが、戦後は非アジア系のアメリカ人をメインターゲットにしたそうです。

つまりしょうゆが身近でない人に、新しい調味料としてしょうゆを提案し、それぞれの国の食文化を尊重して、その国の料理の個性をひきたてる役割を果たしていったそうです。

着物も昔と比較してかなり身近なものではなくなってしまいました。僕も着物が身近でない人に、どのように着物や和文化を提案していくかを考えていきたいと思いました。

大変勉強になりました。