今日は長女の小学校の卒業式です。
思い返せば、入学式はちょうどコロナが始まったタイミングでした。本来であれば4月に行われるはずだった式も、約2か月遅れての開催となり、当時は先の見えない不安の中でのスタートだったことをよく覚えています。
あれから6年。本当にあっという間でした。
娘はスクスクと成長し、いまでは母親と同じくらいの身長になりました。日々の忙しさの中では気づきにくいものですが、こうした節目に立ち会うと、その成長の大きさを実感します。
子供は3人いますが、これで我が家には小学生がいなくなります。ひとつの区切りを迎えたようで、少し寂しさもあります。
そして何より、日々家庭を支え、子育てに向き合ってくれている妻には感謝の気持ちでいっぱいです。家のこと、子供たちのことにしっかりと向き合ってくれたからこそ、こうして節目を迎えられているのだと思います。
6年前の入学式の会場で、校長先生がこんなお話をされていました。
「人生の節目はしっかりと行い、思い出を作ることが大切です」
コロナ禍で多くのことがオンライン化されましたが、それでもなお「人と人が直接向き合う場」や「節目をきちんと祝うこと」の価値は変わらない、むしろより強く感じるようになりました。
効率や合理性を追求する中で、私たちはつい“省けるもの”を増やしてしまいがちです。しかし、節目や文化というものは、本来効率とは別の軸にあるものです。
着物の世界も同じだと思います。便利かどうかだけで測れるものではなく、人の心や記憶に残る価値がある。
だからこそ、こうした節目を大切にし、文化を次の世代にしっかりとつないでいくことが重要だと思います。

