中央区文化・国際交流振興協会による文化講座「日本の心を未来につなぐ 和服の魅力」に参加してきました。定員80名のところ、申込が殺到して抽選になったという人気講座で、会場は満席。皆さんの熱意に包まれながら、あっという間の90分でした。講演を聞いて改めて、着物の魅力や奥深さを感じると同時に、着物文化を次の世代にどうつないでいくかを考えさせられました。特に着物文化の発信には、発想力・行動力・継続力の3つが欠かせないとつくづく思いました。
伝統の世界では、どうしても“守る”ことに重きが置かれがちですが、これからは「伝える」「試す」「続ける」という姿勢が大切なのだと思います。着物をもっと身近に感じてもらうには、まず自分たちが楽しみながら発信し続けること。丸上としても、着物に触れる入口を増やす取り組みを続けていきたいです。

会場は、2022年年末にオープンした「本の森ちゅうおう」。独自性のあるデザインの建物と、ゆったりと居心地のいい空間が魅力の、図書館を中心とした複合施設です。丸上からもほど近いのに、僕は今回が初めての訪問でした。光が差し込む読書スペースや木の温もりを感じる内装がとても印象的で、「こんな場所が家の近くにあったら通いたいな」と思うほど素敵な環境でした。
会場の空気も、講座の雰囲気も、本当に心地よい時間でした。着物文化がしっかりと次の世代へ受け継がれていくために、僕自身も学び、発想し、行動していきます。

