男のきものをはじめるときに用意するもの。

着物、羽織、角帯、襦袢、足袋、草履、羽織紐、腰紐、扇子。。。

そうなんです、着物はスタートするときが一番大変!でも、ここは一気に行くしかありません。スーツを就職活動のときに一気に揃えなければいけないのといっしょです。そして僕はよく、「最初はどんな着物を買えばいいですか?」と聞かれます。

その時の答えは、

「どこに出ても恥ずかしくない、ちゃんとした着物を最初に用意することをオススメします!」

とお伝えします。これは高い・安いではなく知り合いの結婚式にも、胸を張って出席できるような格の着物です。具体的にはお召をオススメしています。羽織には共色の糸で刺繍の一つ紋を入れるといいです。実際に僕もそうでした。

共色の糸で紋を入れておけば、フォーマルでもいけますし、カジュアルでも目立ちすぎることはないので、最初に持つ羽織としては一番便利です。

はじめだから、リサイクルなど低単価ではじめるという意見もありますが、値段だけで始めると続かないことが多いです。また男性は対丈なのでマイサイズで仕立てたほうが断然かっこいいです。

最初のうちは所作など慣れないこともあるので、ちょっと良い着物を買って、自分でいいものを着ているという自負があった方が、モチベーションにつながります。そして着る回数が増えると自然と慣れて楽しくなります。

最初に少し高めのゴルフセットを購入するような感覚です。

先程も書いたように、着物はスタート時にアイテムを揃えることが大変です。でも、その壁をクリアしたあとは、着物だけ、羽織だけ、帯だけ、草履だけとアイテムを増やすことでコーディネートの幅を楽しむことができます。