朝晩に少しずつ秋の気配を感じるようになりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 先日、時間を作って大阪・関西万博へ一人で行ってきました。正直、行列が嫌いな僕は当初行く気はなかったのですが、子供から「これを逃したら一生万博に行けないよ。」と背中を押されました。そして、何よりも世界中の人が描く未来を肌で感じることは、経営者として、次の時代を読むためにも大切だと考えました。

 今回の大阪万博は、国際博覧会の中でも最大規模の「登録博(大型万博)」にあたります。5年に一度しか開かれず、半年間にわたって150以上の国や地域が参加。各国が自分たちでパビリオンを設計・建設し、技術や文化を総力を挙げて紹介します。日本では、1970年の大阪万博以来55年ぶり、2回目の開催です。

 当日は噂通りの大行列。9時入場券は取れず10時入場でしたが、9時40分に夢洲駅に着き、入場できたのは10時半。入場直後に目に飛び込むのは、ギネス世界記録にも認定された世界最大の木造建築・大屋根リング。その迫力に圧倒されました。事前予約のパビリオンは外れてしまいましたが、一人行動の気楽さもあって、多くを巡ることができました。各国が威信をかけた展示はどれも個性的で、とても刺激的でした。

 中でも印象的だったのはフランス館です。長い行列にひるみそうになりましたが、意外に流れが早く30分ほどで入場できました。中ではルイ・ヴィトンのスーツケースが無数に並び、その中のモニターで職人技を紹介。さらにクリスチャン・ディオールによる白い生地だけの沢山のドレスパターン展示など、ファッションと職人技を前面に打ち出していました。他にもマレーシアやUAEなど、染織や民族衣装の展示が充実しており、世界のファッションが同質化する中で、長年培われた文化と技術の価値を強く実感しました。

大阪万博 フランス

 

 帰りは西ゲートから新大阪駅行きのバスに乗ったのですが、これが約30分で到着して、とても快適でした。事前予約が必要ですが、この移動方法はおすすめです。

 さて、9月29日14時から、いよいよ丸上75周年記念の「躍進展」を浅草台東館で開催します。75年の歴史を振り返りながら、未来へとつなぐ丸上の姿を感じていただける内容にしたいと思っています。大阪万博ではありませんが、東京の街並みも日々変化を遂げています。この機会に東京を訪れ、何か新しい発見や刺激を得ていただければ幸いです。皆さまとお会いできることを楽しみにしております。

上達 功


丸上通信 定期購読登録フォーム
上記よりご登録いただいたアドレスに、毎月メールにて「丸上通信PDF版」をお届けします。お客様はもちろん、産地の方、同業者の方など、どなたさまも登録可能ですので、是非ご登録ください。