今朝は、日本橋きものサローネに出展されています、今河織物の社長様に時間を作っていただき、丸上にて商品の勉強会を開催させていただきました。

今河織物様は「木屋太」というブランド名で非常に有名で、丸上の帯課でも主力商品のひとつです。過去の歴史を教えていただくと、もともと紋屋さんだったそうですが、着物の機屋になり、40年ほど前から帯も製作するようになったそうです。

一番の売れ筋で、有名な風通袋帯(写真で社長が説明している商品)は非常に締めやすいと言われます。その独特の風合いは御召着物を製作していた機屋だった為、経糸が通常の袋帯の倍近い、約5000本の組織になっているそうです。それに風通組織のため、あの素材感が出るんですね。直接話を聞いて納得しました。

また、社長は色糸に対するこだわりがすごく強いです。「ヨーロッパブランドに負けないものづくり」を目指して日々物作りに取り組んでいるそうです。オリジナリティがあり、センスのいい商品が生まれる理由がわかりました。

ちなみに「木屋太」という名前は、今河織物の先祖の「木屋太兵衛」から名前を取ったそうです。

今度、僕自身も角帯を買って、その締め心地を体験したいと思います。どうもありがとうございました。

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