昨日は、五島美術館で催されたお祝いのお茶会に参加してまいりました。五島美術館のお茶席に伺うのは今回で二度目になります。最初に参加したのはコロナ前のことで、その頃の僕はお茶の知識がまったくなく、ただ緊張するばかりでした。作法も道具の意味も分からず、「皆さんは何を楽しんでいるんだろう」と戸惑うばかりだったことを思い出します。

今回のお茶会では自分の変化を感じました。僕は約1年半前から茶道を習い始め、お稽古を重ねてきました。まだまだ初心者ではありますが、お道具の意匠や季節の取り合わせが少しずつ理解できるようになり、昨日のお席では一つひとつに心が動かされました。また、参加された皆様との会話もとても楽しく、お茶を通じたつながりがこんなにも豊かなものなのかと改めて感じました。

五島美術館は、自宅からバス一本で行ける身近な場所ですが、都内とは思えないほど紅葉が見事で、ゆったりとした時間が流れています。庭園の先に立ち並ぶ高層ビルのすき間からは富士山も見えました。ビルがなかった時代はもっと雄大な景色だったのでしょうが、現代の都市と自然が折り重なる眺めもまた心を打つものがありました。

いくつになっても、新しいことを学ぶことで見える景色が変わり、同じ体験がより深く、豊かに感じられるようになる——そんな喜びを実感した一日でした。