本日で、この社長ブログは通算2400回目の投稿となりました。
最初の投稿は2015年5月28日。そこから約10年、丸上の営業日には毎日欠かさず更新を続けてきました。

「継続は力なり」とはよく言いますが、ここまで続けてこられたのは、読んでくださる皆さまのおかげです。心から感謝しています。

そしてこの日が、丸上75周年記念の「呉選会」で最も多くのお客様のご来場予定日と重なったのも、何かのご縁だと感じています。
たくさんの方に支えられて今の丸上が存在しています。

このブログを始めたきっかけのひとつに、「中小企業が成果を出すには“閾値(いきち)”を超えることが必要だ」と教えていただいたことがあります。
閾値とは、変化が起こるために必要な限界点。たとえば水が100度で沸騰するように、ある一定の行動量や時間の積み重ねがなければ成果は生まれません。

情報発信も同じで、ただ続けるのではなく、ある段階を超えることで見える世界があります。この10年で、僕はようやくその手応えを感じられるようになってきました。

さらに、続けてきたことで思わぬ効果もありました。
このブログは、小売店様のお役に立つ情報を前向きに伝える場であると決めています。
おかげで僕自身が毎日前向きな文章を書き、それを読み返してきてます。それは知らず知らずのうちに、自分への前向きな自己暗示になっていて、自ずとチャレンジしやすい精神状況がつくられていると感じています。

コロナ禍では、社会全体が不安と混乱の中にあり、毎日の発信に苦労した時期もありました。ですが、いまとなってはそれも良い経験です。あの時期を超えてきたからこそ、言葉に込める重みや伝え方にも深みが出たように思います。

今日は、そんな10年の振り返りとして、僕自身が実感してきた「発信を続ける意味」をあらためて整理してみたいと思います。

【1. 会社全体の発信力が育った】
最初はひとりで始めたこの発信も、今では社内に広がりを見せています。
今年3月からスタートした「日本橋仕事手帖」は、社員が自ら企画し、発信してくれています。この他に公式のInstagramやLineも継続して更新しています。
個人の取り組みが、組織文化に影響を与えるという実感があります。

【2. 「誰から買うか」が問われる時代に】
今は「何を買うか」だけでなく、「どんな人から買いたいか」「どんな会社と付き合いたいか」が問われる時代です。
だからこそ、丸上の考え方や仕事への姿勢を言葉にして伝え続けてきました。
それが信頼の土台になっていると感じています。

【3. 視点が変わり、学びが深まる】
毎日ブログを書くことで、日々の出来事にアンテナが立ち、インプットの質が変わりました。「どう伝えるか」を意識することで、思考が整理され、日常の中から多くの気づきを得られるようになりました。

【4. 出会いやご縁が広がった】
ブログがきっかけで新たな出会いが生まれることも多くありました。
NHK「サラメシ」からの取材も、その一例です。
発信を続けることで、思いが届き、共感がつながり、行動が動き出す。そんな瞬間を何度も経験しました。

【5. 採用・社内共有にも役立つ】
会社のトップの考えを日々発信することで、社内にも思いが届きやすくなります。
採用の場でも、価値観への共感がひとつの軸となり、よい出会いにつながっています。
ブログはカルチャーブックであり、未来の仲間へのメッセージでもあります。

【6. 記録が文化をつくる】
ふと過去の投稿を読み返すと、そのときの状況や気持ちが鮮やかに思い出されます。東京の呉服問屋が京都で販売会をやるということは、10年前は想像もできませんでした。ブログで振り返るとこの年に名古屋に行って、翌年に京都にチャレンジしてたんだと懐かしく思います。
これは企業にとっての「文化の記録」だと感じています。
10年分の積み重ねが、今の丸上をかたちづくっているのだと思います。

これからも、丸上として、小売店様のお役に立てる情報を、前向きな言葉で発信していきます。日々の積み重ねを大切に、丸上らしく、そして誠実に歩みを進めていきます。