丸上で取扱いを始めてから大人気の国画会工芸部正会員の岡本隆志先生の型絵染め名古屋帯が完成しました。名古屋帯は色を挿す部分が多く大変時間がかかります。9月にお願いしたもののうち、数点がどうにか年内に間に合いました!

小千谷の独特の風合いの生地に染めているので、どの帯もとても個性的で素敵です!ご興味のある方はご連絡ください。なお、日本橋丸上は一般小売販売をしませんので、エンドユーザーの方は行きつけの呉服屋さんに相談してみてください。

 

【岡本隆志 略歴】

国画会工芸部正会員

1943年 浜松の染物業の家に生まれる

1962年 芹沢銈介に入門

1964年 国展、日本民藝展ともに初入選

1968年 独立し翌年同門だった紘子さんと結婚

1976年、湯河原に工房移転

浜松の染物業の家に生まれた岡本隆志さんは、家業を継ぐ為の修行として人間国宝の芹沢銈介さんに弟子入りしました。しかし、型絵染めの世界に心を奪われ、染織作家として独立され現在に至っています。

“型絵染め”という言葉は、1956年に芹沢銈介氏が人間国宝に認定された際、その他の型染めの技法と区別するために考案された名称です。 “型絵染め”の作品は図案、型彫り、糊伏せ、彩色、地染めまで基本的に全て一人で行います。そのため分業の多い友禅や小紋染などとは違い、作家さんの個性や想い、感性が作品に強く表れるのです。