僕はこれまでの人生の中で、「それは難しいんじゃないですか」と言われるようなことを、いくつか実現してきました。

特別な能力があるわけではありません。コツがあるとすれば、「とにかく頼んでみること」です。多くの人は、どうせ無理だろうと思って最初からお願いしません。でも僕は、「失うものは何もない」と思って、とりあえずお願いしてみます。

ただし、それだけではありません。自分の要望だけを伝えるのではなく、そうすることによって相手にとってどんなメリットがあるのかを考えることです。

例えば、以前NHKの「サラメシ」に取材していただいたことがあります。あれも、特別なコネがあったわけではありません。番組のウェブサイトに「おもしろエピソード募集」という欄があって、そこに自分で書いて取材に来てくれるようお願いしました。

そのときに意識したのは、番組を作る側が「面白そうだ」と思う内容を書くことでした。

・日本橋の着物の問屋であること
・社長はいつも着物でいること
・そして創業以来70年以上続いている社員食堂があること
・しかもご飯は食べ放題

そんな話を盛り込んで、「きっと番組の企画として面白いのではないか」という視点で文章を書くようにしました。その結果、取材につながりました。

もちろん、すべてがうまくいくわけではありません。でも、頼まなければ可能性はゼロです。断られても何も失いません。そして、相手のことを考えた提案であれば、その確率はぐっと上がるような気がします。

僕は「アラジンの魔法のランプ」を持っていると思い込むようにしています。

もし本当に魔法のランプを持っていたら、今なにをお願いするだろう。そんなことを考えると、少しワクワクします。

あなたは「アラジンの魔法のランプ」を持っていますか?