昨日、天王洲の寺田倉庫で開催されていた「動き出す浮世絵展」へ、公開終了直前に足を運んできました。会場までの行き方を少し迷いましたが、自宅からバス一本と徒歩でアクセスできることがわかり、道中も楽しみの一つとなりました。

その道程は、目黒川に沿って歩く形となり、咲き始めた桜を眺めながらの気持ちの良い散歩となりました。春の訪れを感じながらのアート鑑賞は、特別な体験です。

会場内は広く、9つのコンテンツに分かれており、それぞれが工夫を凝らした演出で、まるで浮世絵の世界に入り込んだかのような没入感を味わえました。デジタルアートの躍動感も素晴らしかったですが、それに加えて多数の浮世絵原画が展示されており、本物に触れる貴重な機会となりました。芸術を学ぶには、やはり本物に出会うことが第一歩だと感じさせられました。

また、展示を見ながら、江戸時代の町民の暮らしぶりに思いを馳せました。会場のすぐ近くには旧東海道の宿場町・品川宿の商店街も残っており、当時の人々がこの辺りからどのように生活をしていたのか、富士山をどのように見ていたのかを想像するのも一興です。

浮世絵に描かれた着物にも目を奪われました。大胆な構図と色彩は、現代の着物デザインの基礎となる創意工夫にあふれています。江戸の人々の洒落っ気と美意識の高さに、改めて感銘を受けました。

会場では、男女問わず多くの方が着物で来場されており、春の陽気と相まって、とても華やかな雰囲気でした。春は着物でのお出かけにぴったりの季節。ぜひ皆様も、桜の下を着物で歩いてみてはいかがでしょうか。