現在の本館が解体される前に、社内の各エリアにまつわるエピソードやそこに込めた思いを少しずつ書き残しておこうと、「丸上本館の思い出」という新しいカテゴリーを作りました。今回はそのシリーズ第二弾として、本館2階にあった「幹部室」について綴ってみようと思います。

古くから本館の2階には、幹部室と呼ばれる部屋がありました。僕が入社したころは、そこに部長陣の机が用意されていました。しかし、当時の上司の方々は出張が多く、せっかくの部屋もほとんど使われていない状態でした。

本館の2階ということで、本来ならもっと有効に使える場所だと考えました。そこで、思い切ってここを商品部のバックヤードにし、2階の売場を広げることにしました。その代わりの場所として、本館5階のバックヤードを広げて対応しました。

この時の判断がどこまで正しかったのかは、いま振り返ってもわかりません。ただ、長年そこにあったものだからとそのままにするのではなく、現状に満足せずに改善を続けることが何より大切だと考えています。

人間も組織も、時間が経つと思考はどうしても固定化しやすいものです。だからこそ、日頃から当たり前を見直し、変化する練習を弛まず続けることが、企業が長く続いていくためには必要なのだと思います。

今の本館には、そんな「変化の練習」の跡がいくつも残っています。これからも現状に甘んじることなく、少しずつ前へ進んでいきたいです。