丸上本館の4階バックヤードには、長らく「開かずの金庫」が鎮座していました。社内の誰も開いているところを見たことがなく、当然、中に何が入っているのかも誰も知らないという、少しミステリアスな代物です。

この度の引越しにあたり、この立派で重たい金庫をどうしたものかと頭を悩ませました。最初は鍵もダイヤル番号もわからない状態だったのですが、社内を懸命に捜索した結果、まずはひっそりと眠っていた鍵が見つかり、続いてダイヤル番号まで判明したのです。

いよいよ、その扉を開ける瞬間がやってきました。もしかしたら金塊のようなお宝がどっさり眠っているのではないか。そんな淡い期待で胸をドキドキさせながらダイヤルを回し、重たい扉を引きました。

結果は、まさかの空っぽでした。得体の知れないものが入っていなくてホッと安心した反面、見事な肩透かしを食らったようで少しだけ残念な気持ちになったのは、ここだけの秘密です。

とはいえ、今回の捜索活動のおかげで、ただの鉄の箱になりかけていた金庫が、再び金庫としての機能を取り戻しました。見事に空っぽだったこの金庫も、せっかく再び使えるようになったので、新しい環境のどこかでしっかりと活用していこうと思います。