今月に入ってから、会社の移転に向けた引越し準備が本格的に進んでいます。
荷物の整理、スケジュールの調整、新しいオフィスに向けた準備など、やるべきことは山積みです。正直、大変なことも多いのですが、その一方で、少しずつ具体的な形になっていくことへのワクワク感もあります。
今回の引越し準備を進める中で、あらためて深く実感していることがあります。それは、丸上という会社が、いかに多くの専門家の方々に支えられているかということです。
不動産や引越しに関して、豊富な経験から的確なアドバイスをしてくれる方。新しいオフィスの設計や施工を担ってくださる建築士や工務店の皆様。日々の業務を円滑に進めるために支えてくださるシステム顧問やネットワーク施工業者様。そして、経営の基盤を支えてくださる税理士、社労士、PR顧問、金融顧問、研修講師の先生方。
それぞれの分野のプロフェッショナルな知識と経験、そして的確なアドバイスがあるからこそ、僕たちは迷いすぎることなく、前に進むことができています。
本当に、人のご縁とはありがたいものです。
経営において、僕が常に意識していることがあります。それは、「自社でやるべきこと」と「専門家にお任せすること」のバランスです。
着物の仕入れや商品提案、お客様との関係づくりといった、僕たちの本業に関わる部分は、当然ながら自社の社員が責任を持って取り組むべき領域です。そこは丸上の核となる部分であり、社員一人ひとりが経験を積み、悩み、考え、成長していくことが大切だと思っています。
一方で、僕たちが専門外である領域については、信頼できる優秀なプロフェッショナルの力をお借りする。そして、ただ任せきりにするのではなく、こちらも目的や考えをきちんと伝え、知恵を出し合いながら一緒に解決していく。
この役割分担こそが、会社を健全に、そしてスピーディーに前へ進めていくために、とても大切なのだと思います。
同時に、周囲の専門家の方々の仕事ぶりに触れていると、翻って僕たち自身の姿についても考えさせられます。
丸上という会社は、お取引先である小売店様にとって、どのような専門家であるべきなのか。やはり僕たちは、着物の商品調達におけるプロフェッショナルであり続けなければなりません。
産地やメーカー様との深いつながり。
商品を見る確かな目。
市場のニーズを捉える力。
そして、お客様が本当に必要としているものを考え、提案していく力。
それらを磨き続けることが、呉服卸としての丸上の存在価値だと思います。
専門家の方々に支えられることで、僕たちは前に進むことができます。そして同時に、僕たち自身もまた、お客様にとって信頼される専門家であり続けなければならない。
今回の引越しという大きな変化を通じて、周囲への感謝とともに、自社の進むべき道をあらためて確認することができました。
新しい体制に向けて、一歩ずつ着実に歩みを進めてまいります。

