新潟出張に来ています。昨日は小千谷の工房へ足を運びました。何度も訪れている場所ですが、行くたびに必ず新しい発見があります。
その場所でなぜその製作方法が守られているのか。創り手の方々の静かな熱量や、鉄分の多い地下水独特の匂いなど、実際に足を運び、自分の五感で感じてみないと分からないことがたくさんあります。
ありがたいことに、僕は全国の産地を回らせてもらっています。さまざまな現場を見てきたからこそ、それぞれの産地の特徴や違いが立体的になり、商品の奥深さをより理解できるのだと感じています。僕たち問屋は、自分たちで直接ものづくりをすることはできません。だからこそ、現場の空気や職人さんの想いを、言葉と熱量をもってきちんとお伝えできる「伝える職人」にならないといけません。
今回の出張では、この現場での経験や感覚を忘れないように、柿泥染めの角帯を購入しました。手に取ったときの風合いがとても良く、一目惚れしてしまった一品です。これを手にするたびに、小千谷の空気や匂いを思い出す気がします。

これからも現場へ足を運び、産地の想いを届けていきたいです。

