先日、小糸染芸の染めを改めて拝見する機会がありました。小糸染芸は江戸時代から続く老舗の染屋で、今もなお、昔ながらの長板を使った「摺り友禅」を守り続けています。
手間を惜しまず、一つひとつを丁寧に
近年は効率化のために染めの技法も簡素化されることが多い中、小糸染芸では手間のかかる工程を一切省くことなく、一つひとつ手作業で丁寧に染め上げています。その真摯な姿勢からは、ものづくりへの強い誇りが伝わってきます。
「天然記念物」という言葉に込められた自負
社長もとても頑固な職人で、「小糸染芸の染めは天然記念物だよ」と冗談まじりにお話しになります。
その言葉には昔からの染めを守り続けてきた自負が込められているように感じます。
また、「認めた相手にしか商品を納めない」という徹底した姿勢にも、自身の仕事に対する強いこだわりを感じずにはいられません。
日本の伝統技術を、次世代の宝へ
数々の賞を受賞している小糸染芸。その確かな技術と信念のあるものづくりは、今も多くの人々に支持されています。
こうした日本の貴重な伝統技術が、これからも末長く受け継がれていくことを心から願っています。

