新年明けましておめでとうございます。本年、日本橋丸上は設立75周年という節目の年を迎えます。社員一同、心を一つにし、さらなる飛躍を目指して努力してまいります。皆様のご支援とご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、年末に家族で台湾旅行に行ってきました。コロナが明け、久しぶりに海外の雰囲気に触れたいという思いが、やっと叶いました。2019年には2,000万人を超えていた日本人の出国者数も、2024年は12月の数字はまだ出ていないものの、1,400万人に届かない状況です。一方、訪日外国人は3,600万人を超える勢いで増加しています。このデータからも、日本人がやや内向きになっている印象を受けました。
今回の台湾旅行で特に印象的だったのは、グローバル企業の力強さと地元のオンリーワン企業の輝きです。まず、スマートフォンの進化が旅行のスタイルを大きく変えたことに驚きました。初めてeSIMを利用しました。おかげで物理的なSIMカードが不要となり、日本でネット購入して事前設定を済ませておけば、現地到着後すぐにインターネットに接続できる便利さを実感しました。言葉の壁もスマホの翻訳機能で低くなり、必要な情報をいつでもどこでも得られる時代です。
滞在中、移動手段としてライドシェアのUberを利用しました。うちは5人家族ですので、普通のタクシーだと1台に乗ることはできません。でもUberだとアプリ上で6人乗りの車を指定できるので非常に便利でした。運転手、利用者双方がお互いの評価をするので、信用できない運転手に当たるリスクを避けられるだけでなく、運転手側も変なお客を避けられるメリットがあります。さらに、料金に関しては配車時点で確定し、カード決済のためトラブルが起こらないようになっています。スマホ技術を駆使して世界標準の仕組みを構築していることに驚きを覚えました。
また、地域でしか体験できないローカルなお店を訪れることが旅行の醍醐味です。今回も地元ならではの文化や雰囲気を楽しむことができました。これらのお店を見つける際にも、スマホ機能が大いに役立ちました。検索上位に出てくるお店は、日頃の発信を続け、お客様からの評価を得ています。今回の経験を通じてあらためて、商売を継続するには、お客様に喜んでいただける自社にしかできない本質的な価値を提供し続けること、それを的確に伝えるマーケティング活動の両輪を回すことが大切だと思いました。
上達 功
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