日本橋丸上三代目の上達功です。今号をもちまして、日本橋 丸上通信は120号、満10年の発行を続けることができました！これもいつも当社に気をかけて応援してくださるお客様のおかげです。本当にありがとうございます。
丸上通信をはじめる時の1番の心配事は、本当に毎月続けることができるか？ということでした。丸上の代表として中途半端にやめるわけにもいきませんし、覚悟を決めるのが大変だったことを覚えています。そして、そんな重圧をはねのけるために、10年前の第一号にこんな風に書きました。
“このような形を始めるからには内容はともかく、最低10年は毎月休まずに通信を発行する覚悟です。なにぶん継続することが不得手な性格なので、あえてこのように宣言することにより、自分にプレッシャーを与えてみます！”
30代最後の年の、若さゆえの勢いがあったのかもしれません。振り返ると一番大変だった頃は、新型コロナが流行した時でした。新型コロナウイルス感染症の拡大は、社会全体に大きな影響を与え、様々な情報に振り回されながら、何を発信すべきか日々悩みました。いま考えると、第1号のこの宣言があったから10年を迎えられたのだと思います。
そう考えると、社会は言葉にしたことを実行に移すことを求められる時代になっていると感じます。特に社員の採用時など、どういう会社にしていきたいのかを自分の言葉ではっきりと伝えることが大切です。時々「約束を果たせるかわからないから約束をしない。」という方もいますが、それでは選ばれない業界、企業になってしまいます。約束を果たすために、全力を尽くし、チーム一丸となって目標達成を目指します。その過程で、僕たちの信念が試されるのではないでしょうか。そして、どうしても達成できないときは、分析と反省をして、改善策を考えて、ちゃんと謝ることのできる人間になりたいです。
ちなみに丸上通信は１枚約1,000文字で合計12万文字書きました。前向きな言葉で発信し続けることで、僕自身の思考も前向きなものへと変わったことを感じます。一つの目標を達成しましたので、今後の展開についてもよく考えようと思います。
さて、来月は日本橋丸上後半戦最大の売出し、“躍進展”の開催です。丸上商品部のスペシャリストが、知恵を絞って集めた選りすぐりの商品を一堂にご覧いただきます。お客様のご来場を心よりお待ちしております。
上達 功
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