今週末は浅草での販売会も終了し、少し余裕ができたので読書に多くの時間をさきました。本日ご紹介する本は、いつもお世話になっている営業コンサルタントの浅川智仁さんが書かれた「できる人は3分話せば好かれる」です。

浅川さんは、いつも「営業は科学である。」という言葉を使われます。属人的な仕事だと思われがちな営業も実は再現性の高いノウハウをきちんと勉強して活用すれば、誰でも一定のレベルにまでは到達できるということだと理解しています。

この本には特に初めてお会いした方との「最初の3分」で使えるテクニックが満載です。実は人間関係において一番大切なのは第一印象で、「真実の瞬間」と呼ばれることもあります。第一印象がよければ良好な関係を続けやすいですし、逆に第一印象が悪いと挽回するのにはものすごい労力が必要です。

この本の最初は「いい意味での”ギャップ”をひと言で見せる」という方法から紹介されています。実はこれずっと僕も使っています。”IBM出身の呉服屋。なのに学生時代はアメフト部で脳ミソが筋肉”という自己紹介をすると、どんな方にも一発で覚えてもらえます。

この他にも好印象を持っていただくための話し方のコツ、聞き方のポイント、雑談の方法や切り返しなど、使えるテクニックや心構えが満載です。もちろん呉服業界でも活用できることがたくさん書いてありますので、とてもオススメの本です。