先週のことですが、久々に鹿児島に行ってきました!天気にも恵まれましたが、やっぱり東京よりだいぶ暖かいですね。

僕は社長になる前は紬の仕入れをしていましたので、全国の織物産地をまわることができました。そのおかげで、どこに行ってもお世話になった方々がいます。とても貴重な経験をさせていただきました。

鹿児島に限らず、全国の産地では実際に商品を作る職人さんの後継者不足の問題を抱えています。昨日のニュースでも大卒初任給が過去最高というものがありましたように、労働条件は全体的に改善している中で、未来の後継者を作っていく為には第一に労働環境の整備も必要になります。

そのためには、”呉服市場の拡大”と”商慣行の改善”を同時にをしていかないと業界としての継続性が失われる可能性があることを感じました。「売上増は七難隠す」という言葉もありますが、やはり市場規模を増やすと様々な問題が解決してくると思います。そのためにも着物の魅力、紬の魅力をもっと問屋としても発信していくことをやりたいと思います。産地の方にはものづくりに集中してもらって、流通、小売の段階がもう少し頑張らないと足元から崩れてしまいます。

言うのは簡単でやるのは大変ですが、来年には平成という時代が終わりいよいよ本格的な変革の時期になることは間違いありません。今こそ業界の発展のためにルールの再構築が必要になります。これからは各段階の役割分担と効率化と円滑な連携をしなければいけません。

 

鹿児島の象徴桜島です。

奄美の里の庭園です。いつ来ても素晴らしいです。

鹿児島といえば、ざぼんラーメンです。初めての出張からかかさず通ってます。前任の清さんも大好きでした。