先日面白い本を読んだので、紹介したいと思います。セールスコピーライターの谷本理恵子さんが書いた、『ネットで「女性」に売る』です。

アメフト部出身で、IBMから呉服業界に入った僕の考え方ははまさに”男脳”だと思います。丸上に入ってからエンドユーザー様が着物を買うプロセスを見て、はじめは理解できませんでしたが、女性と男性の考え方が違うことを知る事により、少しずつ女性の購買を理解できるようになってきました。

この本はそんな女性の考え方や購買行動について解説してくれているので、とても勉強になりました。

高級呉服の場合はデータを見ても今後も対面販売が主流になるとは思いますが、ネットなどの媒体を活用してお店に興味を持ってもらい、来店につなげる努力はとても大切になってくると思います。

「いくら詳細に商品の機能を説明しても、衝動買いされることはありません。女性達が本当に欲しているのは、商品やサービスを手に入れた先にある「理想の場面」であり、その場面で味わえるはずの「理想的な感情」だからです。」

「伝えたい内容を文字だけで説明するよりも、できる限り「感覚的」に受け取ってもらえるよう工夫すると、圧倒的に受け入れられやすくなります。」

「お客様に理想のシーンを一瞬でイメージさせるには、文章よりもはるかに多くの事を感覚的に語ってくれる写真やイラスト、映像を活用しましょう。文字だけで説明する場合でも、頭の中で映像化しやすい表現を散りばめると効果的です。」

これらは本文の抜粋ですが、この辺が着物業界でも活かせる感じがしています。

男脳だからこそ、このような本を読んで改善をしていきたいと思います。