先日京都で非常に格式の高い結婚披露宴に出席させていただきました。新郎は西陣の名門老舗メーカーの跡継ぎの方で、新婦は由緒あるお寺の娘さんです。

とても立派な披露宴で、和装での出席者が多いパーティーでした。やっぱりフォーマルの席では着物が最高ですね。

着物文化の中で変えていい事と、変えてはいけない事があります。僕の考えでは、変えては行けない事の一つに最低限のしきたりがあると思います。

最低限のしきたりという意味では、例えばオシャレ着として自分の為に着物を着る時は、気候の変動に合わせて袷や単衣を多少調整してもいいと思ってます。

でも、結婚披露宴などフォーマルの場所では、しっかりとしたしきたりを守るべきだと思います。理由はフォーマルの席で着物を着るという事は、自分の為ではなく、その日の主役に敬意を示す為に着るからです。そして、業界人としてそのような事を伝えていきたいと思ってます。